旦那が子供を海水浴へ連れて行きたいと言い出したので水着を買いに行くことにした。
水着なんて3年前に出産した体をさらすからあんまり着たくなかった。
だけど、子供が家族で海水浴ができるととても喜んでいたから買いに行ったのだ。
旦那と子供に見てもらいながらなるべく肌の露出が少ない水着を選んでいった。
そんな中年くらいのおばさんが私をじろじろ見ていた。
最初は遠目で見ていたのにだんだん近づいて水着を決める頃にはすぐ隣にいた。
会計を、とレジに向か追うとしたらおばさんが私をいきなり突き飛ばしてきた。
妻、母親のくせに色気づいているんじゃない。
嫁の分際で遊ぶんじゃない。
これだから最近の若者は年長者を敬わなくなった。
私はただ茫然とおばさんを見ていた。
百万歩譲って私の姑に言われるのなら理解できる。
だけど、見ず知らずの赤の他人に何でそんなことを言われないといけないんだ。
私がぼうっとしている間に旦那がおばさんを窘めてくれた。
この水着は自分と子供が買うように言った。
赤の他人のあなたに私の妻を貶める権利がどこにある。
死ななければ誰でも年長者です。
突き飛ばしたのは傷害で訴えますよ。
そう旦那が言うとおばさんは顔を真っ赤にして去って行った。
あらしのようなおばさんだったな。
まあ、いやなことは忘れて明日は楽しい海水浴。
お弁当の準備も万全。
子供はもう寝ているのに私が楽しみで眠れないや。